一人で論文を書くということ①

2019年3月27日

今回は雑記的なことを。

 

普段の臨床業務とは別に、論文を書くという仕事をする場合があります。

研究施設に所属していて、普段から研究をしている場合には、論文を書くということも一連の流れの中でできるかもしれませんが、病院勤務の身では、普段の業務の合間に論文を書いていくことになります。

そんな中で、自分がどのように論文を書いているのかを書こうかと思います。これは、こうすれば素晴らしい論文が書けますよというものでは無く、ネタも無く、指導者も少ない環境で論文を書くというのはどいうことなのかということをただ書いていくだけのもので、誰かの役に立つのかもわからないような内容です。

 

まず、論文を書くためにはモチベーションが必要です。

モチベーションはその人によってさまざまかと思います。一度は書いてみたいと思ったから、上司に言われて、大学院の卒業のため、などなど。

ポジティブなものもあれば、ネガティブなモチベーションもあるかと思いますが、論文を書くには、まずこのモチベーションが大事であり、これを最後(アクセプト)まで維持し続けないと、せっかく書いた努力がごみ箱行きになってしまいます。逆に言うなら、十分なモチベーションが無ければ、論文作成は始めない方が良いかもしれません。

 

充分なモチベーションがあることを確認しました。この次はネタ探しになります。

論文はよく「料理」にたとえられます。ネタとなるテーマはまさに料理の材料、食材です。それを論文を書く人間である料理人が調理して、世界中の読者というお客さんに提供するわけです。

良い論文というのは材料が良く、なおかつ料理人も優れている必要があります。それでは良い食材は何かというと、簡単に言えば「複数施設における前向きランダムスタディ」であり、良い料理人とは「研究立案や論文作成豊富な研究者」ということになります(ここではレビューやメタアナリシスについては対象にしていません)。

しかし、普通の病院の勤務医であれば、このような状況にあることは稀でしょう。それでも論文を書きたい(あるいは書かなければならない)という場合はどうなるでしょうか。

もし、自分の周りに研究熱心な人物がいないのであれば、おそらくは前向き研究を立ち上げることすらハードルがあるでしょう。そうなると、必然的に後ろ向き(遡及的)研究を行うことになります。

 

もう少し続きそうなので、次回へ

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