SNSを眺めていて思うこと

2024年2月18日

SNSでフォローしたアカウント

通勤時間などの隙間時間を利用して、よくSNSを見ています。

その中で、最近感じたことを書いておこうと思います。

SNSでは気になる人をフォローしていくのですが、その中に医療系の投稿者がいました。

その人は、自称（こちらからは確認の術も無いので）開業医でそれなりに手広くやっている医師のようで、医師のお金事情やその他の医療系の発信が参考になるなと思いフォローしていました。

ただ、フォローを続けていくうちに、あまりにお金に関する投稿が多く、こちらが気分的に苦しくなってきました。

どれぐらい収入があるだの、資産はどれぐらいだのといった投稿が非常に多かったのです。

それ以外にももちろん有益な情報を投稿をしているアカウントだったのですが、残念ながら最終的にブロックすることにしました。

有益な情報以上に、こちらの精神に対する悪影響が大きかったからです。

（ちなみに私が精神的ダメージを受けたのは私が勤務医だからですね、開業医と勤務医では収入がまったく違います）

SNSを含めて、インターネットに書いてある内容というのは事実かどうか確かめようがありません。

インターネットでは無い、友人の情報でさえ、実際のところはどうかは分からないのです。

ましてやインターネットであれば、まったくの嘘の情報を悪意をもって流す人がいてもおかしくありません。

そのような事実かどうかも分からないような情報で、こちらが精神的に疲弊するというのはおかしな話です。

今回、ブロックしたアカウントは、医師を名乗っていたためこちらもある程度信用できるだろうという意識のもとにフォローしていました。

そのアカウントが医師であることは今でも疑ってはいないのですが、その記載内容にはおそらく事実だけでは無い部分もあったのではないかと考えています。

実際、SNSは華やかな部分のみを切り取って発信するツールですので、実際の姿というのはこちらで想像するしかありません。

人間というのは人が良いもので、無意識化に相手を良い方向に想像する性質があるようです（マスク効果もそうですが）。

このため、表面のみを切り取ってイメージが実態以上に肥大化するということはあると思います。

最終的にブロックするに至ったアカウントには怪しい点もありました。

様々なお金を稼ぐことに関する情報を発信する中で、最終的に情報商材を売るようなことをしていたことです。

そのことでそのアカウントが詐欺を行っていたと言うわけでは無いのですが、腑に落ちない部分を感じました。

もともと、これだけ儲かっていると発信しているアカウントなわけで、言ってしまえば、現状以上にお金を稼ぐ必要も無い人物がなぜそのようなことをするのかが理解できませんでした。

また、SNSでほかの方が投稿していた内容になりますが、「SNSでお金を稼げるという宣伝をしているのは大抵詐欺アカウントである」という内容が頭をよぎりました。

一般的な考え方として、普通はお金持ちというのは自分から言わないものです。

お金を持っていればそれだけそのお金を求めて色々な人が集まってくるからです。

そういった意味でSNS上で自分の稼ぎを誇らしく投稿しているアカウントというのは限りなく怪しい人物と考えられます。

私がブロックしたアカウントが実際に詐欺であったのか、あるいは情報商材を売るためのものであったのかは分かりませんが、同業の医師のアカウントであるため、妙に信頼してしまった部分があるかもしれません。

今回の件を通じて、改めてインターネットの利用には注意が必要だなと感じました。

特にSNSでは基本的に発信者が発信したい内容しか見えないために、実態が分かりにくくなりがちです。

そういった実体のない情報に踊らされないように気を付けたいと思います。