放射線治療の期間:腹部の放射線治療

2019年3月27日

今回は腹部疾患の放射線治療における期間について記載します。

治療の期間についての基礎事項については前回記事を参照してください。

 

①直腸癌・肛門癌の一般的な放射線治療

治療の回数は約20~30回程度となります。

このため、治療期間は約4~6週間程度になります。

 

②肝細胞癌の一般的な放射線治療

一般的な治療回数は約25回程度の場合が多いと思いますが、病変部の状態や肝機能によっては治療回数の増減があります。

25回での治療の場合には治療期間は5週間程度となります。

 

③膵癌の一般的な放射線治療

治療方針によって治療回数は多少変わりますが、25~30回程度の治療になることが多いと思います。

このため、治療期間は約5~6週間程度となります。

 

④肝臓癌に対する体幹部定位放射線治療(SBRT)

体幹部定位照射は治療施設によって治療の回数が異なりますが、一般的には3~5回程度の治療回数が用いられることが多いです。

治療期間は約1週間程度となります。

 

⑤腹部腫瘍(主に肝細胞癌)に対する粒子線治療

病変の場所や肝機能によって治療期間には様々なバリエーションがあります。

1回の線量を上げた短期間治療の場合には2週間程度で終了しますが、線量を上げるのが難しい場合には治療回数が多くなり、場合によっては5~8週間程度かかることもあります。

 

だいたいのイメージとしては以上となります。あくまでも目安ですので、上記の範囲から逸脱する場合もあるかと思います。

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