近況報告と最近思ったことなど
6月以降から最近まで、しばらくブログを更新できていない時期がありました。
この一番の原因は論文執筆です。
論文を書いているとどうしてもそちらに意識が集中してしまうので、他の雑誌を読んだり、ブログを書いたりということがなかなかできなくなってしまいます。
なので、今は読めていない雑誌もだいぶ積みあがってきている状況なので、年内には少しでも雑誌の山を崩していきたいと考えています。
自分では論文もわりとコンスタントには書いていると自負しており、ようやくこれでおそらく7本目ぐらいになったかと思います。
特に目標みたいなものはないのですが、せっかく癌治療に携わっているので、定期的に論文という形で世の中に発信していければ良いなと考えています。
最近思ったことの一つは、論文がアクセプトされるかどうかも運だな、ということです。
主にどのような査読者に当たるかというのが大きいと感じています。
自分自身も時々査読の依頼がくるので、査読をこなしているのですが、他の査読者のコメントを見ているとけっこう適当な査読者も見かけます。
こちらが10か所ほど大きな問題点を指摘しているような論文でも、他の査読者が一つも指摘せずに通しているという状況もありました。
本当に査読しているのか疑わしくなるレベルです。
ただ、これは投稿している側から言えば、正直ありがたい話です。
ほとんど修正をせずにアクセプトしてもらえる、ということですから。
もちろん、インパクトファクターの高い有名雑誌になればなるほど、このような事態は起こらないと思いますが、ある程度のレベルの雑誌であれば十分に起こり得ると考えます。
特に、最近はAIの発達によって、論文の作成スピードも上がっているみたいな話も聞きます。
そうすると雑誌に投稿される論文数もどんどんと数が増え、現実的にさばききれなくなってきているのではないかと危惧しています。
そういった中でレベルの低い査読に行き当たるという現状があるのかもしれません。
ただ、そのような状況がつづけば雑誌じたいのレベルも下がっていくことになるので、そのうち是正されていくとは思いますが。
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