論文が1年がかりでようやくアクセプトされたみたい

2017年12月9日

今回は完全な雑記であるが、投稿していた査読付き論文(原著論文)のアクセプトの連絡がきた。

実際にオンライン上で正式公開(Early View)され、PubMed等で参照できるようになるには、まだ少し時間がかかると思われる。

論文投稿の準備や査読対応に時間を割いていたこともあり、この間なかなかブログの更新ができなかったのだが、今回の論文はこれまでで最も時間を要した。

最初の投稿からアクセプトまで、ほぼ1年はかかっている。

経過を書いていくと、

まずはインパクトのある国際誌に投稿してみた(採択率を考えれば通る可能性は高くなかったが、データの新規性や臨床的意義を踏まえ、挑戦する価値はあると判断した)。

結果はリジェクト。ただし、フルペーパーではなくレター形式であれば再検討の余地があるのではないか、という査読者コメントが付されていた。

レター形式であっても通れば一定の評価にはなるだろうという現実的な判断もあり、構成を再編し、レターとして再投稿した。

しかし最終的には、その雑誌の求めるレベルには達していないとの判断でリジェクト。

その際、エディターから姉妹誌への投稿を勧められた。

一般的にこのようなケースでは、エディター間で情報共有がなされ、比較的スムーズに進むこともあるとされている。時間的ロスを最小限にする意味でも、姉妹誌へフルペーパー形式に戻して投稿することにした。

ところが、姉妹誌でも結果はリジェクト。メジャーリビジョンにすら至らなかった。姉妹誌投稿を勧めた経緯を考えるとやや厳しい印象もあったが、査読結果は真摯に受け止めるしかない。改めて投稿先を再検討することにした。

日本放射線科学会関連誌(JJRやJRR)も選択肢ではあったが、今回のテーマはややニッチであり、より専門領域に近い国際誌の方が適切と判断。投稿先を再度リサーチし、新たな雑誌へ投稿した。

この雑誌では査読に約2か月を要し、メジャーリビジョンの判定となった。

今回の論文では初めてのメジャーリビジョンであり、一定の科学的妥当性や臨床的意義は評価されたのだと前向きに受け止め、統計解析の補足、考察の再構成、引用文献の整理など、可能な限り丁寧に修正を行った。

マイナーリビジョンでの返答を期待して待っていたが、再度約2か月後に届いたのは、再びメジャーリビジョン。

しかも、レスポンスレターに明記している内容と重複する質問が含まれており、査読過程の難しさも実感した。

既に相当な時間を要しており、他誌へ再投稿する選択肢も頭をよぎったが、ここまで到達している以上、科学的に誠実な修正を重ねることが最善と判断し、再度改訂稿を提出した。

提出後、1週間ほどエディターの反応待ちの状態が続いたが、その後あっさりとアクセプトの連絡が届いた。最終的には追加査読なしで、エディター判断による採択であったと推察される。

このような経緯を経てのアクセプトであり、安堵の気持ちは大きい。

最後の雑誌だけでも約5か月、全体ではほぼ1年を要している。ここで再度リジェクトとなっていれば、精神的にもかなり厳しかっただろう。

改めて、査読付き国際誌に論文を1本通すことの重みと、研究を継続することの難しさを実感した。

次の論文テーマはすでに決まっている。臨床データの整理と構造化を進め、できるだけ早期にドラフトを作成したい。

その次のテーマはまだ未定だが、年間を通して複数テーマを並行して進められる体制を作ることが理想であると考えている。

研究・臨床・情報発信を地道に積み重ねること自体が、専門性と信頼性の裏付けになる。今後も一つ一つ形にしていきたい。

別の論文がアクセプトされたときの記事はこちら

学会参加時の記事はこちら

論文投稿のアドバイス記事はこちら

まわりに論文作成を手伝ってくれる人がいなくて、自分で論文を書かないといけない人向けに。

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