【保存版】放射線治療の自己負担はいくら?入院費・外来費をわかりやすく解説

放射線治療を受けるとき、多くの方が最初に不安に思うのが

  • 自己負担はいくら?
  • 入院と外来で費用は違う?
  • 高額療養費制度は使える?

この記事では、放射線治療を中心に、自己負担・入院費・外来費をわかりやすく解説します。


放射線治療の自己負担割合

日本では公的医療保険があるため、自己負担は通常以下です。

  • 70歳未満:3割負担
  • 70〜74歳:2割(現役並み所得は3割)
  • 75歳以上:1割(現役並み所得は3割)

つまり、医療費の全額を払うことはありません。

詳しくは厚生労働省公式ページ


放射線治療の費用目安(3割負担の場合)

治療内容によって異なりますが、目安は以下です。

部位別、治療別の放射線治療の費用についてはこちらの記事

① 通常分割照射(約25~30回)

総医療費:約60~100万円
自己負担(3割):約18~30万円
※高額療養費制度適用で実際はもっと軽減されます


② IMRT(強度変調放射線治療)

総医療費:約100~150万円
自己負担(3割):約30~45万円


③ 定位放射線治療(SRT/SBRT)

総医療費:約80~150万円
自己負担(3割):約24~45万円

※がんの部位・施設・回数により変わります。


入院費はいくらかかる?

放射線治療は外来が基本です。

しかし、以下の場合は入院になることがあります。

  • 全身状態が悪い
  • 化学療法を同時に行う
  • 緩和目的で全身管理が必要

入院費の目安(3割負担)

一般的な急性期病院(DPC病院)の場合

  • 1日:約1万~3万円(差額ベッド代別)

30日入院すると
→ 約30万~90万円(3割負担前の総額)

※高額療養費制度で大幅に軽減されます。


差額ベッド代とは?

個室を希望した場合に発生する費用です。

  • 1日:5,000~30,000円以上
  • 保険適用外(全額自己負担)

個室希望は慎重に判断しましょう。


外来治療の費用は?

放射線治療は通常、平日毎日通院します。

外来の場合にかかる費用:

  • 放射線治療費
  • 再診料
  • 血液検査
  • CT撮影など

1回あたり数千円~1万円程度になることが多いです。


高額療養費制度は必ず理解しておく

これが最も重要です。

1か月の自己負担には上限があります。

例)年収約370~770万円の場合
自己負担上限:約8~9万円+α

つまり、

30万円払うことは通常ありません。

詳しくは高額療養費の解説記事へ


医療費以外にかかるお金

  • 交通費
  • 付き添い費用
  • 食費(入院時)
  • 休職による収入減

▶ 関連記事
→ 【がん保険は必要?現役医師の本音】(内部リンク)


民間保険は必要?

結論:

✔ 公的医療保険で治療は受けられる
✔ ただし収入減の補填は別問題

がん保険は

  • 入院日額
  • 通院給付金
  • 一時金

を中心に検討します。

▶ 金融庁:保険選びの注意
https://www.fsa.go.jp/


医師としての見解(EEAT強化)

私は放射線治療専門医として日々患者さんと向き合っています。

実際に多い相談は

「思ったより高くない」
「高額療養費制度を知らなかった」

というものです。

正しい知識があれば、
経済的不安はかなり軽減できます。


まとめ

放射線治療の費用は高額に見えますが

✔ 自己負担は原則1~3割
✔ 高額療養費制度がある
✔ 外来治療が基本で入院は少数

正しい制度を知ることが最大の安心材料です。


放射線治療の医療費まとめ記事はこちら


放射線治療中にあって良かったもの


よくある質問(FAQ)

Q1 放射線治療は全部でいくらかかりますか?

治療内容によりますが、自己負担は高額療養費制度で月約8~10万円程度が目安です。


Q2 入院しないといけませんか?

多くは外来通院です。入院は一部のケースのみです。


Q3 高額療養費制度は自動ですか?

事前に「限度額適用認定証」を申請すると窓口負担が軽減されます。


Q4 個室代は保険がききますか?

いいえ。差額ベッド代は全額自己負担です。


Q5 生活保護の場合は?

自己負担は原則ありません。


Q6 がん保険に入っていないと不利ですか?

公的保険で治療は可能です。ただし収入減対策は別問題です。


Q7 仕事を休んだ場合は?

傷病手当金が利用できる可能性があります。


Q8 途中で治療をやめたら返金されますか?

実施分のみ請求されます。


Q9 セカンドオピニオンは有料ですか?

多くは保険外診療で1~3万円程度です。


Q10 医療費控除は使えますか?

年間10万円以上の医療費で確定申告により還付されます。

医師監修・著者情報

著者

放射線治療専門医

がん診療に日常的に従事し、臨床現場での経験をもとに、一般の方にも分かりやすい医療情報を発信しています。

本記事は、最新の公的制度・診療報酬制度に基づき作成しています。

監修ポリシー

・一次情報(公的機関資料・診療報酬点数表)を参照 ・誇張表現を避ける ・制度変更時は随時更新

正確性と中立性を重視しています。

 

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